火曜日, 11月 22, 2005

科学的人間論と洞察的人間論

今日、健康や医療は科学的に分析する方法が正しいとされている。
命を科学的に分析して、解釈しその結果として健康になったり、治療が出来たりする。
そういう時代である。

しかし、さまざまな意味で現代医学には超えられない壁があることも事実だ。
その壁を乗り越えるのに、代替医療という概念が生まれている。
西洋医学ではない、漢方医学や、気功法、民間療法、運動、マクロビオティックなどさまざまな代替医療に対する社会的認知は、広まりつつある。
ここには、人間を全体として認識することで、西洋医学に見放された人たちのよりどころとしての健康法であり医療が求められているという背景があるのではないか。

代替医療のポイントは、人間そのものが語る言葉を真摯に聞き取るというような姿勢にあるのではないか。人間そのものが語る言葉は、耳に聞くことが出来ないし、目にみることも触れることも出来ない。しかし、それは人間を深く洞察ものだ。
分析も大切だろうが、深く洞察するという智慧を現代人は、学ばなくてはならないのではないか。

そんな風に思う。

真の洞察力を養うには、いつでもどこでも自然に冥想ができることが大切であろう。
そして、冥想する力を養うには、正しい呼吸法が大切だと、私は考えている。